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日本文学宮城県沿岸部のとある高校。そこで起こるささやかな謎の中心には、いつだって彼がいた。校舎が荒らされた前夜に目撃された謎の光。一人昼食を摂る女子生徒に話しかけただけでプールに投げ落とされた男子生徒。テーマ不明の、花瓶に生けられた花の絵。そして2011年の”あの日”以来、姿を消してしまった彼自身--。これは、大切なものほど失くす悪癖に悩み、それでも飄々と振る舞う菅原晋也が生きた軌跡を辿りなおす物語。