商品説明
日本文学
【内容紹介】
〈稲妻の飛ぶ夜は窓辺で想ふなり近江の井戸のやはらかき水〉。
近江八幡市生まれで東京湾近くに住む著者が、コロナ禍であり様が変わる中、年齢を重ね滲み出てくる水につながる記憶や思念を鮮烈かつ繊細に描き出す。
【著者略歴】
1948年滋賀県近江八幡市生まれ。
1971年京都大学薬学部卒業。
1996年「潮音」入会(2004年まで)。
2002年第一歌集『綾蘭笠』刊行(潮音新人賞受賞)。
2005年「塔」入会、第二歌集『蒼き水の匂ひ』刊行。
2012年第三歌集『カッパドキアのかぼちや畑に』、2018年第四歌集『ひかる水』刊行。