商品説明
日本文学
【内容紹介】
◆第一句集シリーズII
一人立つ一人の影や秋の暮
俳句を始めたばかりの頃には見えなかったものが、いつの間にか見えてくる。それが俳句が分かるということだと思うが、すでに由貴さんの目は独自のものをとらえている。これからさらに感覚を磨き、さまざまなものが見えてくるのを楽しんでほしい。
序より・片山由美子
◆自選十句
滴りに遅れて音の生まれけり
肘で押す呼び鈴エープリルフール
寒月や死のことを子に尋ねられ
焼菓子を並べて冷ます蝶の昼
おほぞらを平らに載せて蓮浮葉
朧夜や息もて払ふ文の塵
等分といふ美しさ新豆腐
空つぽの水槽伏せて卒業す
行く秋や大き鞄の画学生
湯気の立つ側溝またぎ年の市
【著者略歴】
昭和55年7月17日 奈良県生まれ
平成26年 「 狩」入会 鷹羽狩行、片山由美子に師事
平成27年 毎日俳壇賞
平成28年 狩座賞(新人賞)
同年より「狩」同人
平成31年 「 狩」終刊に伴い、後継誌「香雨」入会
現在 「 香雨」同人、俳人協会会員、「香雨」若手通信句会「萌の会」幹事