商品説明
日本文学
【内容紹介】
スパーリングパートナーのリング禍を機に、リングから遠ざかった元4回戦プロボクサー(戦績:2敗2勝)。その後、興味を持ったのは犬闘詩(けんとうし)だった…。
弱さをキーワードにエピローグから始まりプロローグで終わる、238ページ89編の詩を、リングや犬にこだわらず、幅広いジャンルで綴っています。
表紙を飾るのは、元職業犬の愛犬、老豆柴犬。
【目次】
エピローグ
渇き /宵 /ロストシーズン /killing me softly /嘆きの渇き /赤月 /つながる /眺める /下を向いて歩こう /数式 /鏡水 /フルコース /驟涙 /ドーナッツ /くるい咲き /ノーリターン /まぶしい静寂 / エレクトリック・サーカス /シャンデリヤ /歩いて寝て /世界の終わり /ドッグ・ウェイ / 傾斜色/来世までのおまじない /プライド /エブリーバーディー /ここにはいない / つむじ風 /桜ブルー /対立する恋 /土に埋もれたゴンドラ /赤いリード /サバイブ /ピリ-オド /グラスに残った赤 /連鎖 /山海 /グラム /0点 /涙の温度 /残響 /立ち止まる時 /YES。 /流儀 /knoking door /アンカー /ロビー /黄空 /逃避の贈り物 /バーーーーン /非常と有事 /ありふれたいつもの場所へ /詩掌編 /やたら無闇 /見えない夢 /焦がして /笑末 /終わらない次元 /ブルース /ロートの方程式 /風鈴 /卒業歌 /NINE /グッモーニン /キッス /白と黒のメロディー /食堂 告知 /遠くはぐれた暦 /底-ソウル- /顔 /ステップ /エンジェル /願う /ハンディーキャップ /リピート /ヒーローの資格 /タイムゴーズバイ /ヘヴン /時を憎んで /シキタリ /セラピー /ゾンビの涙 /キツネと狸 /フォローミー /疾走 /手負いのライブ /生月
プロローグ
【著者略歴】
かませ犬。グリーン ザ・モンスター 老ボーイ。慣れないサラリーマン生活から卒業する口実に選んだのが、無謀なるも職業拳闘士。しかし、すぐに試合にもなじめないことに気がついた。
それでも練習だけは続けていた。
スパーリングの話が段々と舞い込むようになり、相手をチア(鼓舞)することに楽しさを見出すようになった。
スパーリングパートナーとなったK君のリング禍を機に、殴り合うリングから遠ざかる。
戦績:2敗2勝
その後、実直で素直な犬との触れ合いにはまり、犬道詩(けんとうし)転じて犬闘詩を書き始める。