単行本(小説・エッセイ) 日本文学 日日抄

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管理番号: BN164921
発売日: 2023/07/28
メーカー: ふらんす堂

商品説明

日本文学
【内容紹介】
◆第一句集
俳句は全人格の投影である 細川加賀
写生は観であり、感である 有馬朗人
俳句は自惚れの文学である 金村眞吾
◆自選十五句
初明りすなはち今生あかりかな
一升瓶胡坐挟みに雪解富士
旅の荷を枕に時化の弥生尽
龍天に登り半島残しけり
あぢさゐに白き雨来てむらさきに
わが影に鯉のひしめく芒種かな
天上の糸にさゆれて毛虫生る
酔ひ出でてひとりの那覇や後の月
宮田家の釣燈籠の算木紋
ゆく水の果てに海あり天の川
広島の夜中ひとりの秋簾忌
秋惜しみけり日と月の鬼瓦
折鶴の二羽の切り貼り障子かな
五臓六腑悴む有馬先生忌
着膨れて天王星の周期生く
【著者略歴】
1939年3月19日東京生れ
1945年2月 栃木県足利郡筑波村県に疎開
1953年 筑波中学校俳句部初代部長・柴崎草紅子指導
1983年 「富士」入会、吉野麓人に師事
1985年 「初蝶」入会、細川加賀に師事
1989年10月25日 師・細川加賀逝去
1990年「天爲」入会、有馬朗人に師事
2020年12月6日 師・有馬朗人逝去
俳人協会会員