単行本(小説・エッセイ) 国内ミステリー (2023年・第21回「このミステリーがすごい! 大賞」大賞受賞作)名探偵のままでいて

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管理番号: BN153144
発売日: 2023/01/21
メーカー: 宝島社

商品説明

国内ミステリー
第21回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作/「認知症の老人」が「名探偵」たりうるのか? 孫娘の持ち込む様々な「謎」に挑む老人。日々の出来事の果てにある真相とは--? 認知症の祖父が安楽椅子探偵となり、不可能犯罪に対する名推理を披露する連作ミステリー!【最終選考委員選評】●レビー小体型認知症を患う老人が安楽椅子探偵をつとめる”日常の謎”系の本格ミステリー連作で、ラストがきれいに決まっている。(大森望/翻訳家・書評家)●マニア心をそそられる趣向が凝らされており、古典作品へのオマージュも好印象。ディーヴァーのリンカーン・ライムのヴァリエーションのようだ。(香山二三郎/コラムニスト)●キャラクターが非常に魅力的。彼らの会話がとっても楽しい! 全体を通しての空気感、安定感が秀逸でした。魅力的な物語を書き続けていける方だと確信しました。(瀧井朝世/ライター)【あらすじ】楓は、小学校教師をしている27歳の女性。彼女の祖父は素晴らしく頭の切れる人物だったが、71歳となった現在、認知症を患い介護を受けていた。「レビー小体型認知症」だったため、幼児退行するようなことはなかったものの、「青い虎が見える」といった幻視や記憶障害などの症状が現われているらしい。しかし楓がある時にちょっとした謎を持ち込むと、祖父はそれに対する解答を語ってくれたのだ。かつての知能と、レビー小体型認知症特有の症状とによって-。以降、楓は身辺で何か事件が起こると、祖父のところへ相談に行くのだった。やがて、彼女の人生に関わる重大な事件が……。【著者プロフィール】小西マサテル(こにし・まさてる)香川県高松市出身。東京都在住。明治大学在学中より放送作家として活躍。2022年現在、 ラジオ番組『ナインティナインのオールナイトニッポン』『徳光和夫 とくモリ!歌謡サタデー』 『笑福亭鶴光のオールナイトニッポン.TV@J:COM』『明石家さんま オールニッポン お願い!リクエスト』や単独ライブ『南原清隆のつれづれ発表会』などのメイン構成を担当。