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日本文学戦後復興期、昭和二十九年。北海道立衛生研究所に勤務する研究者の土橋義明は、北海の孤島、礼文島に派遣される。この島の出身者に相次いで発見されている寄生虫症「多房性エキノコックス症」の謎を解明するためだった。未知の感染症と闘った若き研究者と島民の軌跡を、圧倒的筆力で描き切る“今こそ読んでほしい”感動の物語。