その他コミック 上)新・幻魔大戦 COMIC&NOVEL 完全版 / 石ノ森章太郎

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管理番号: 504040168
発売日: 2024/01/26
メーカー: 復刊ドットコム

商品説明

日本に誕生した壮大なエンタテイメント黙示録、『幻魔大戦』!その転換&キーポイントとなる物語が、〈完全版〉仕様でついに刊行!1967年、講談社「週刊少年マガジン」誌上で連載された『幻魔大戦』。前年に『ミュータント・サブ』『サイボーグ009』により第7回講談社児童まんが賞を受賞したばかりの石ノ森章太郎(当時・石森章太郎)と、同誌で『8マン』(1963〜1965年作画・桑田次郎)の原作を担当していた平井和正がタッグを組んだ、満を持してのSF巨編でした。しかし、敵である〈幻魔〉をタイトルに冠した意欲作は、最終決戦の予兆を残し突如の最終回を迎えます。少年誌でありながら、読者の想像にゆだねる野心的なオープン・エンディングでした。「週刊少年マガジン」連載から4年が過ぎた1971年。早川書房の「S Fマガジン」という専門誌を舞台に、ふたたびタッグを組んで連載をはじめます。それが〈劇画ノヴェル〉と冠された『新・幻魔大戦』です。宇宙から地球に来訪した破壊神〈幻魔〉、それを迎え撃った東丈やルーナなどの地球の超能力者軍団との死闘を描いた『少年マガジン版 幻魔大戦』。人類の敗退を予感させる絶望的状況で終了したその物語を、引き継ぐ形ではじまったのが、この物語になります。しかし1974年まで続いた連載も、すべての結着を迎えぬまま終焉となり、しばらくは封印されたようにコミックス化もされず、読むことがかないませんでした。その後、1978年に平井和正が小説版の『新・幻魔大戦(Tokuma novels)』(徳間書店・刊)を発売。この本では、平井作品の装画を多く担当する生頼範義がカバーを描きましたが、本文中のイラスト8葉は石ノ森章太郎が描きました。図らずもこれが、ふたりの鬼才の最後のタッグとなり、1979年からは、2人はそれぞれの『幻魔大戦』を〈描く〉&〈書く〉という選択を選びます。その結果、「少年マガジン版」の内容を踏襲したアニメ版『幻魔大戦』が、1983年に角川映画の初の劇場アニメ作品として公開され、それを契機に『新・幻魔大戦』ははじめてコミックス化され、ようやく陽の目を見ることになりました。(c)平井和正/石森プロ(c)平井和正