商品説明
あんたのこと、今は1人にしたくない
自分の命を大事にしない詠未を放っておけない音生。
彼女を守るためついて行った先の廃神社で、百物語に参加することに。
百物語が終わり、皆が寝静まると、音生は自分の過去を語りだす。
過去の傷、大切な存在……これまでの不幸は全て弟の呪いのせいかもしれない--と。
2人だけの時間に、少しだけ距離が縮まったように思えたが、突如、怒り狂った神社の神に襲われ--!?
『大丈夫だよ音生。僕がいるから』
音生の危機に現れたのは、かつて失った弟の姿で--。
怪異と人間の世界の狭間ですれ違うふたりの心が、少しずつ近づいていく。