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日本文学光文社文庫/上方の酒問屋に修行に出している息子が二年ぶりに里帰りすることになった。麻と鶴次郎は、うわべには出さずとも、心を浮きだたせていた。ところが、予定の日を二日過ぎても江戸に到着せず、どうやら大川が氾濫しているらしきことを伝え聞く。居ても立っても居られず、迎えにと飛び出す麻だったが……。江戸の酒問屋を舞台に繰り広げられる人間模様ーー好評シリーズ第二弾。