商品説明
日本文学
【内容紹介】
女流文学界の最高峰、加茂齋院に出仕し、都に名の通った女流歌人である齋院中将。
13歳で藤原教道と結婚し、ひたすらに子を産むことを求められ命を削った藤原公任の娘。
東宮を寝とるという野望に挑むべく宮仕えを決めた、美貌と才能と度胸をもつ藤原隆家の孫娘、元子女王。
三者三様の生き様を紫式部の娘・賢子は冷静に見極めて、己の道を決めていく。
平安の世を必死に生きる女達の物語。
【著者略歴】
早稲田大学卒業。
東京大学大学院修了。
修士(欧州研究)、法務博士。
2018年、歴史文芸賞(文芸社主催)にて「籬の菊」で最優秀賞を受賞。