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日本文学岩波現代文庫/「首が折れるような、背骨が折れるような、未経験の重い痛みで、ごきぼきっと腰以外の部分が布団に押しつけられた。そして高熱が皮膚から体の中に流れ込んできた」。芥川賞作家が十代から苦しんだ痛みと消耗は十万人に数人の難病だった。突然襲われた劇症、病と「同行二人」の半生を描いた野間文芸賞受賞作待望の文庫化。