商品説明
日本文学
【内容紹介】
本能寺の変で急死した信長が残したものは、「天下統一」という概念だった。それに気がついた時、秀吉と家康はどんな行動に出るのか。ともに40代、武将として脂の乗り切った二人が、腹心の部下--家康には石川数正、秀吉には黒田官兵衛--に支えられ、知略を尽くし、命を賭けて睨み合う。真の天下人となるために。秀吉、家康それぞれの視点で描かれる、天下分け目の熱き戦い。
【著者略歴】
1978年埼玉県生まれの一男一女の父。メーカー勤務のかたわら、2015年頃から本格的に小説を書き始める。2019年、Nirone名義で執筆した小説「わたしのイクメンブログ」が漫画化(全3巻・完結)。2020年「松の廊下でつかまえて」で第3回歴史文芸賞最優秀賞を受賞(「あの日、松の廊下で」に改題し文庫化)。