商品説明
社会
【内容紹介】
■入山章栄教授(早稲田大学大学院、早稲田大学ビジネススクール教授)推薦!
「まさにドリームチーム。ビジネスに示唆のある先端知見を持つ、最高の研究者をノンジャンルで集めた、世界を見渡しても他におそらく存在しない唯一無二の1冊」
■概要
○2020年10月に刊行され、好評を博した『世界最高峰の経営教室』を文庫化するものです。オムニバス形式で、日本の読者が関心を持つ経営に関する先端的な考え方を手軽に知ることができるのが特徴。さらに深く体系的に学びたい人々のためのガイドとして格好の本です。
○文庫化にあたって、内容をアップデイト化するとともに、日本を代表する経営理論家の野中郁次郎氏、日本企業の優位性の研究で近年、急速に注目され始めたウリケ・シェーデ氏による講義を新たに収録、コトラー教授、オズボーンの講義をまったく刷新するとともに、ポーター教授、ティース教授などの講義内容も大幅にリニューアルし、より充実した内容になります。
〇解説を執筆している入山章栄・早稲田大学教授が「信じられないほどの最高水準の知見がこの一冊に」「私はこの本をビジネスパーソンなど多くの方々に、ぜひ手にとってほしいと考えている。それはこの本がそれだけ希有な本であり、今後もこのような本が出る可能性は低いからだ」と高く評価するメンバーによる得がたい内容になっています。
〇実践編では、まず、リーダーシップについて、欧州の超名門ビジネススクール、仏インシアードで今、最も人気のある教員の一人であるナラヤン・パント教授が解説。次に経済学の理論を経営に応用する気鋭の研究者であるスコット・コミナーズ教授が登場。また、ハーバード大学で最も数多くの企業ケーススタディを書いていると言われ、実務の視点を経学に取り入れて研究するデビット・ヨフィー教授がプラットフォーマーの経営について語ります。続いて最近の大テーマである人工知能(AI)、デジタルトランスフォーメーションについて、マイケル・ウエイド、マイケル・オズボーン、スーザン・エイシーというそれぞれ異なる専門分野で活躍する第一級の研究者が最新の動向をもとに重要な考え方、アプローチを解説します。次に、日本の企業経営が抱える課題や可能性について、組織変革論の大家であるマイケル・クスマノ教授、エグゼクティブ教育の権威であるドミニク・テュルバン教授が日本に向けてメッセージを送ります。さらに日本企業の実情に精通するウリケ・シェーデ教授が新登場、日本企業の可能性について熱を込めて語ります。最後に日本にも詳しく、知の巨人といわれるミンツバーグ教授が大所高所の視点から、資本主義の在り方を日本のビジネスパースンに向けて語ります。
【目次】
<実践編>
第5章 リーダーはいかにあるべきか
第10講 リーダーシップは自己管理、「顔に出さない怒り」も失格 ナラヤン・バント
第6章 経済学の視点からアプローチする経営論
第11講 「市場の失敗」がお金を生む スコット・コミナーズ
第12講 GAFAの「勝者総取り」は真実か? デビット・ヨフィー
第7章 AIとDX
第13講 日本式マーケティングが稼げない理由 マイケル・ウエイド
第14講 AIは人間から仕事を奪うのか? マイケル・オズボーン
第15講 情報格差をAIが解消、明るい未来は描ける スーザン・エイシー
第8章 日本型経営の課題と可能性
第16講 アジアに広がるMITモデル マイケル・クスマノ
第17講 アジャイルな経営は「謙虚なリーダー」を求める ドミニク・テュルバン
第18講 日本人が知らない「ありのままの日本型経営」 ウリケ・シェーデ
第9章 資本主義の再構築と企業経営者
第19講 資本主義が勝ったのではない、バランスが勝利した
ヘンリー・ミンツバーグ
おわりに
【著者略歴】
日経ビジネス副編集長
1993年早稲田大学政治経済学部経済学科卒。米プリンストン大学大学院修了(MPP、公共政策修士)朝日新聞記者を経て日経ビジネス記者に。2013年から現職。2016年から2018年まで日本経済新聞社の英文媒体Nikkei Asian Review(現Nikkei Asia)に出向、手がけた特集が2017年、アジア出版者協会賞(SOPA)最優秀賞受賞。2022年4月から慶応義塾大学総合政策学部特別招聘教授に就任。2023年4月からRIETIコンサルティングフェロー。