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日本文学双葉文庫/神田八ツ小路で若い武士が野菜売りの百姓に難癖をつけて恫喝し、見かねた初老の浪人が間に割って入る騒ぎが起きた。その様子を見ていた北町同心の白縫半兵衛らは、その場から立ち去った若い武士の素性を確かめようと尾行を開始する。だがその後も初老の浪人がたびたび姿を現し、若い武士を庇うような動きを見せ始め--。「世の中には知らん顔をした方が良いこともあるさ」と嘯く北町同心の人情裁きを描く、書き下ろし人気シリーズ第二十弾。