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日本文学双葉文庫/専業主婦の榎本佐和子は、ある時フードコーディネーターの友人からバイトを頼まれる。手伝いを続けるうちに編集者から声をかけられ、料理雑誌に出演。これをきっかけに、料理研究家としてデビューする。家族、友人、隣人はいきなり有名人となった彼女の存在に心をざわつかせる。女の微妙な気持ちが交差する連作短編集。(『ざわつく女心は上の空』改題、文庫化)