商品説明
黙っているとコック(レッサーパンダ)が無限においしい料理を出してくれる高校三年生の一ノ関は部活の後輩の二宮に呼び出され待ち合わせ場所に向かった。待ち合わせ場所に現れた二宮は一ノ関に対して怒っているようだが、心当たりのない一ノ関は理由を聞きだすために『西洋料理店 小熊猫軒』へ連れていくことに。山の道なき道を歩いた先に一軒の料理店が現れ、ふたりを迎えてくれたのは自分を人間だと思いこんでいるレッサーパンダだった。次から次へとおいしい料理が出てきてお腹も心も満たされた二宮は、心の内を話しだす--。かわいいレッサーパンダのコタローさんがあたたかい料理で悩みを抱えたお客さんをおもてなし人と人を料理で繋げるもふもふ癒しの連作短編。