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家政学・生活科学
【内容紹介】
浪速割烹の礎を築いた稀代の料理人・上野修三さん。
御年89歳。
類まれなる発想力と、大阪料理一筋70余年の技術。
そして、随筆家としての軽妙洒脱な筆致。
そのすべてを詰め込んだ、集大成となる一冊です。
2006年から2022年までの17年間、「あまから手帖」に掲載した、ヒガシマル醤油の「うすくち醤油」を使った料理とエッセイを収録。
1年12品×17年で204品。
上野修三流の「うすくち醤油」の生かし方を伝えると共に、なにわの伝統野菜の紹介や、古い大阪のおかずや浪速割烹の季節の一品のレシピと、盛りだくさんな料理集です。
【著者略歴】
昭和10 年、大阪府南河内郡高向村字滝畑(現・ 河内長野市滝畑)に、備長炭職人の長男として生まれる。
16 歳で大阪市中央区の仕出し料理店『川喜』に入り、料理修業を始める。
20 歳で『照井会館』の料理長に就任。
婚礼料理や宴会料理を手掛けた後、『川喜』に戻り、料理長として3 年務めて独立。
昭和40 年、『季節料理 ?川』を創業。
昭和52年、法善寺横丁に移り、『浪速割烹 ?川』を開店。
現在、人気割烹を営む多くの料理人を育てる。
平成7 年、長男・ 修氏に店を譲り、60 歳で『天神坂 上野』を開店。
なにわの伝統野菜を発掘するなど、大阪らしい料理を追求し、伝説の割烹として名を馳せたが、平成15 年に惜しまれながら閉店。
69 歳にして、なにわの食文化を綴る随筆家としての道を歩み始める。